適当なプラモ製作記 ギャラリートップ この作品の製作記  

1/48 タイフーン Mk.1B レベル・モノグラム

太古のキットをいまさら作ってみました。ちなみに初版は半世紀以上前(正確には調べられませんでした。)。このキット自体はクレジットに1989年と書いてあって自分とほぼ同世代です。

当然のごとく凸モールドですが掘り直すなんてことは出来ないしたくないなのでそのままで、消えた部分は伸ばしランナーで製作しています。全体の合いなどはまあまあいいのですが、なにせ年代が年代なのでディテールが簡素すぎだったりします。

手を入れた部分としては、まずラジエターの裏ががらんどうだったので蓋をしたりしています。他にはコックピットの前側見える範囲を作り直し、ロケットは羽が分厚い&取付角度がおかしいので切り飛ばしてプラ板付け直し、排気管の穴あけ、主脚のブレーキホースと主脚内側扉のつっかえ棒の追加、尾輪のフォーク部分の穴あけ、翼端灯をクリアレジンで作り直してバルブ追加といったところです。

それとキャノピー部品に押しピンが1oぐらい食い込むという現代ならリコール物の不良がありまして、最初はなんとか使えないかあれこれやってみたのですが諦め、スコードローンのバキュームキャノピーに変えています。バキュームキャノピーを使うのはじつははじめてなんですが、物自体がよくできていたのでなんとか収めることができました。

塗装はいつもどおりの基本塗装→フィルタリング→ウォッシングの定番コースですが、今回はキットのテイストも考えてかなりくどくしてみました。

正直に言ってハセガワがある今、これを作る意義はあまりないのですが、ぶつぶつ文句言いながらも工作は楽しめました。子供のころ店頭で見て以来、気になっていたキットだったのでこのタイミングで出会えて作れてよかったです。


 
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